スイミング・プール

tanujazz2005-06-01


この映画は前に観たLost In TranslationのDVDに宣伝が入っていたのを見ておもしろそうなので今度見てみようと思っていたもの。その宣伝の印象だと「女同士の戦いが含まれたサスペンスかな〜」なんて感じだったのと、監督が「8人の女たち」のオゾンという人というので、まあちょっとしたサスペンスだろうなと軽い気持ちで観たのだけど、、、

お、面白い!!

というか

す、凄い!!

なんか最近やっと映画の芸術性とか技術とかがわかるようになった気がする。
映画の売り方としてはミステリー性をおしているようなのでそれに期待して観ていると物語の最後まで「一体いつになったら何が起きるんだ!」といらいらしそうだけど、あまり期待してみなかったので最初から最後までかなり楽しめた。

時間経過毎の感想

(別荘に行くまでのシーン)なんか、やっぱり暗い映画かな〜(フランス映画だし)

(ジュリーが出てきてしばらく)おお、いきなりおおっぴろげにヌードかよ!

(中盤)(完全に話に引き込まれた)

(後半、事件が起きて)はぁ?なんじゃそのオチは??なんて下手くそな隠ぺい工作なんだ(笑

(最後)ハァァァァァァァァァァァァァァ????????????????

もう一回見直した。半分早送りで。ついでにネットで他の人の感想を読みまくり。

話の内容についてはネタバレになってしまうのと一番納得できる内容が下のURLにあったのでここでは書かず。オゾン監督のインタビュー内容もあって、作り手が何を意図していたのかがわかります。謎がわからなかった人は読むべし↓
http://blog.livedoor.jp/brocky/archives/13137238.html

しかし、Lost In Translationもそうだったけど絵の撮り方が凄くうまいと思った。
2人の女性の対比のさせ方、2人の雰囲気が交錯していって逆転していくようなところとか。最後の方に出てくるオールヌードをあれだけ魅力的に見せるのは全てそこまでの話と映像があってこそでしょう。

まいった。