失敗とミスってちがうのか

今週はいろいろとよくないことが重なっていてローなんですが、
今日はクリーニングのクレーム。

まずこの写真を見ておかしなことに気づかないでしょうか(写真じゃわかりにくいか)?ちなみにこのスーツは2つボタンです。

どうみても3つボタンの位置で襟が折ってある。こんなスーツないだろ。

で、近くで見るとこんな感じ。

無理にアイロンかけたせいかは定かではないがもともとの襟の折り目付近にシワがよりまくり。
もっとズーム。

一番上の写真では見えにくいけどこのしわは襟の裏にすら隠れていない。こんな状態でよくもまあお客に何食わぬ顔して返したもんだ。

クリーニング店に持っていき、
おれ「これ、おかしいのわかりますよね?」というと、
店員「あぁ、、、これはおかしいですね。。。」と一発でおかしいことは認識してもらった。

で、もうひとつの問題はここから。
こちらとしては1度しか袖を通してないスーツをこんな状態にされた店には二度と預けたくないので返金にして下さいと言ったのだが、店側は「責任を持って直させて頂きます」の一点張り。あふぉうめ。

「一度クレーム出された場合はもう一度お預かりしてお直ししさせて頂いています。それで再度クレームが来たことはございません。お客様の様に返金というケースは初めてです。」だと。

あふぉうめ。それはあくまで店側の論理だ。

一回目に失敗した時点で客の信用を無くすのは当然だろう。それを「もう一度やらせて」で直ったらそれで終わりにするのか。しかしそれで納得しちゃう消費者側もどうかと思うのはおれだけか?おれって傲慢?

その後うちに戻ってクレーム担当のおじさんと電話で同じ内容のやりとりをすること30分。最終的には返金に応じてもらった。が、話の途中途中でわけのわからん論理が出てきてあまりにもこっけいだったので書いておこう。

おじさん「まずはもう一度お預かりして直させてください。」
おれ「誰がどう見たっておかしな失敗した店は信用できないのでもう預けたくないです。買ったお店でもともとのデザインを知っている人に直してもらいます。」
おじさん「失敗なのかどうかは見てみないとわかりませんから」
おれ「店員さんは一目見ておかしいと言いましたよ」
おじさん「私はまだ確認していないので失敗かどうかはわかりません」
おれ「お店に来て確認してもらうと店員さんが言っていましたがまだ見てないんですか?」


しばらく、意味不明の押し問答。


おじさん「では、そのお店で直ったらそれを見せて頂けますか?その時はご自宅に伺って返金します」
おれ「あれ?今の状態をその目で確認しないうちに直しちゃっていいんですか?」
おじさん「かまいませんよ」
おれ「( ゚Д゚)ハァ? だったら他の店で直る直らないに関係なく今返金したってお宅にとっては一緒じゃないですか。」
おじさん「いや、そういうわけにはいかないですよね?」
おれ「( ゚Д゚)ナンデ?」


以後、意味不明の押し問答。まあ最終的には返金してもらいましたが。


ちなみに受付店の店員との会話ではこんなやりとりも。
おれ「これはどう見ても失敗ですよねぇ?」
店員「いや、失敗ではなくてミスです」
おれ「( ゚Д゚)ハァ? 失敗とミスは何が違うんですか?」
店員「いや、、、、お客様のとはニュアンスが違います」



いやー、マイッタ(笑)。

失敗とミスが違うとは知らなかったぜ。まあおそらくあの店員が言いたかったのはケアレスミスのことだと推測する。もしそうだとするとアイロンがけする人があんだけシワを豪快に残しておいてそれをケアレスミスと言い張るんだからビックリだね。ジダンばりのヘディングをお見舞いしたくなるってもんですよ。

しかし、クリーニング店て人の物を預かるくせに客との間に暗黙の規約しかないですよね。他の業界ではありえなくないですか?

クレーム担当のおじさんが「お客さんがクレームつけたのに全部返金するわけにはいかないでしょう。だからお客さんが納得するように直すんです」と言っていたが、そもそもクリーニング業界がそういうクレームが起こることを想定して事前策を採ってないだろ。それに最終的には客に納得してもらって返金はしてないってことを暗に言っているわけだ。要は返金したくないんだよね。

ググればクリーニングもクレームねたは山ほどありますね。今回のはアイロン掛けして戻るのならまだいい方ですわ。戻らなかったらそんときはついに消費者センターに電話だな。


ちょうど返金してもらってネットしてたらジョージのブログでクレイジークレイマーな国、アメリカンな国民性なんてエントリがあったので久しぶりにトラバしてみた。欧米ではクレームできないと生きていけないですな。