資産運用の話

今日はマネックス証券社長の松本大さんという人の講演を聴く機会があったので参加。
去年あたりから資産運用とか株とかその辺の勉強を始めていろんな本を読んだりセミナーに参加したけど、今日の話はとってもわかりやすく且つ納得の行く話が多かった。

最初に松本さんが「こういう話は人によって考え方も知識も千差万別なので大勢に向かって話すのは危険。なので今日は自分の考え方を話します」と仰ったとおり話のほとんどは本当に本心で話していたと思う。なのでこちらも納得が行きやすい。

ちなみに一番印象に残ったのはこのエピソード。

日本のバランスシートは資産800兆円、負債1900兆円。つまり超過債務が1100兆円。会社なら倒産するのになぜ国はつぶれないのか?それは徴税権があるから。マイナス分を補うために増税をし、年金を縮小する。
それから資産価値を高めるために日本の景気をよくする。国策として日銀金利を0%にして不良債権をかかえた銀行にガッポガッポ儲けさせている(松本さんはこの点について相当モノ言いたげでした)。
「国策」としてこれが行われているのは何故か?みんなが暴動起こさないからだよね(笑)。それは承認したのと同じこと。
で、日本はとにかくこういう状況で、国策に文句を言っても自分たちがこういう風にしてきたんだからしょうがない。これから生まれてくる子供たちに借金を押し付けるわけにはいかないんだから責任を取らないと。
それはそれで自分の資産を増やすことを考えていかないといけない。

どこが印象に残ったかと言えば、後半の部分。ずいぶんと潔いなぁと思った。

最後に質疑応答の時間があったのでせっかくだから国債についての疑問(国債ってあやしくね? - tanujazzの日記)をぶつけてみた。
松本さんがどういう回答をしたかはここでは書かないが、国債=国の負債という考え方は間違っていないということは確認できた。松本さんも国に対して相当しつこく質問状を出したりしたそうだ。

総じてこの人の考え方には共感するものがあり、好感が持てた。
マネックスの口座はめんどくさいから作んないけど(笑)。