自分がいなくても世の中は周る

日本でもサマータイム導入が検討されてるんですね↓
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0504/04/news004.html

個人的にはいいことだと思うけど、まあ実際のところ日本で導入して生活がそんなに変わるかっていうと働きすぎな国民性からしてちょっと疑問に思う。

ところで先のリンク先の夕日の話、すごく分かる気がした。

数年前に仕事をしていた所はとても忙しい部署で、仕事の仕方がまだ身についていない自分は、忙しい→でもやりたい仕事じゃない→やりたい仕事じゃないことに時間を取られるからやりたい仕事のスキルが身につかない→スキルがつかないから異動したくても異動できない、という堂々巡りで苦しんだ時期があった。

そういう時、ちょっと普段と違ったところに身を置いていつもと違う風景を観たりすることは心のオアシスになった。そんなことで苦しんでいるのがとてもちっぽけなことに思える。

海外旅行が好きで毎年どこかへ行っているけど、いつも飛行機が離着陸するときに窓の外から見える街や大陸を見て「自分はなんてちっぽけな存在なんだろう」と思う。でもこの感覚は私にとってはネガティブなものではなく、ちょっと快感だったりする。

ちょっと仕事が忙しくてあくせくしているような時に行くと更にそう思う。自分がしている仕事を一週間も放っておくと大変なことになるなんて思っていたって旅行から帰ってみれば周りは一週間前と何も変わっていない。自分がいないと仕事が回らないなんて考えるのは大抵の場合はおごりだと思う。実際、重要なポジションにいた人が倒れたことがあったけど仕事は回っていた。

自分がいなくても世界は周る」と思っていればちょっとくらいつらい時でもプレッシャーが和らぐ。実際そうだし。

良い意味で「自分でできることはせいぜいこの程度」という認識を持って8分目くらいのポイントを見つけてそのポイントを前後するように自分の仕事(あるいは生活)をコントロールする(もちろん怠けるということではない)。

こういう自己コントロール技術が今の忙しい時代に求めらるんじゃないでしょうかね?