さよならDJ Argus

tanujazz2004-08-21

今日、初めて買ったフルアコを売りに出した。
思えば大学一年の時に高校時代にアルバイトして貯めておいたお金で買ってから8年も経っていた。でも4年前に別のフルアコを手に入れてからはめっきり弾く機会が減って、ここ1年はケースに入れっぱなしだった。こないだ出してみたら金属部品が曇っていてフレットも錆びそうな感じだったのでさすがにもうケースの中で腐らせるよりは世の中の誰かに弾いてもらっていた方がいいだろうと思った。
このギターは見た目もかっこよく、特にボディ裏側のトラ目のメイプルはすごく綺麗。音もスプルース系の音が出ていてまさにディアンジェリコと同じ音が出ている。なぜ弾かなくなってしまったかというと、他のフルアコを手に入れて気づいたのだが指板の幅が狭いのだ。つまり弦と弦の間が狭い。他のギターを弾いてからこれに持ち替える場合はまだ大丈夫だけどこのギターを弾いてから他のギターを弾くと弦の間隔が広くて右手も左手も上手く弾けない。
このギターは音が良いのは間違いないけどマルチスタイルに対応できるギターではないのでやっぱり他のギターも弾きたい。というわけでやっぱりこのギターは手放そうという結論に至った。
自分が買ったときの7割くらいの値段でお店に出る予定だ。初心者には十分な楽器でいい値段だと思う。8年前の自分のように新たにジャズを志す若い人が買ってくれることを願っている。