ショーシャンクの空に

ショーシャンクの空に

ショーシャンクの空にを観た。最初に見たのは大学生の頃、もうかれこれ8年位前だ(時が経つのは早いねぇ)。その時もえらく感動したような記憶がある。
(この映画を観たこと無い人はこの先を読まないように!)

話の最初と最後はよく覚えてたけど中盤はほとんど忘れてたので楽しめた。最後の展開もわかっていてもストーリーの展開とか人物描写とか出演者の演技の良さもあってのめりこむように観れた。

無実の罪で投獄された優等生的な主人公。彼は何を思いながら19年もの刑務所生活を送ったのか。

ひねくれものの自分に印象に残ったシーンは、
「不運は誰かの頭上に舞い降りる。今回は私だった。油断してたせいかな。不運がこんなに恐ろしいとは。。。」
このシーンが彼の19年を経た心境を一番表していると思う。目前に迫った希望を前にしたセリフ。ここでのモーガン・フリーマンティム・ロビンスのやりとりの演技は本当にすごい。

また、その次のモーガン・フリーマンの話す”釈放されることに対する恐怖”というのも興味深い。別に刑務所の中にいる人に限ったことではない。本当はオープンで自由な世界に暮らしているのに限られた世界でしか生活しようとしない人達はきっと世の中にいっぱいいる。自分は本当はそんな狭い世界に収まりたくないとは思っていてもいつのまにか見えない壁に囲まれていることが心地よくなってしまう。作り手がどう思っていたかは知らないが、この映画ではそんな人達を刑務所にいる人間で比喩しているのではないかと思ってしまう。

あらためて自分は狭い人間にはなりたくないと強く思う。