フランス旅行2日目 Reims

tanujazz2006-09-12


Je suis allé à Reims.
ランスという町へ行くことにした。

 ヨーロッパに夜着く便で行くと次の日は朝早く起きてしまうのがいつものパターン。今日も6時に起きた。シャワーを浴びようとするとなんとお湯が出ないじゃないか。昨日の夜も出なかったのを確認してホテルが古いからもしかして未だにタンク式のホテルか?と思って朝なら出るかと思ってたが、出なかった。
 知らない人のために解説すると、フランスではたまにタンク式の給湯設備が未だに使われていて、みんなが一度に使いまくってお湯の供給が追いつかないとしばらくはお湯が出ないことがある。でもたぶん三ツ星くらいのホテルだったらもうそんなことはないでしょう。今回は1人旅でホテル代が痛いので久しぶりに一つ星に泊まったら見事に当たりました。7年前の初めての旅行以来です。

で、こんなに朝早くお湯出ないのはタンクのお湯切れじゃなくて故障かなんかだろうと思いつつも仕方ないので頭だけがんばって洗った。このときのパリは残暑で寒くなかったし、お湯が出ないと入っても気持ちぬるかったのでなんとかなった。

 昨日いくつか候補に挙げておいた今日の行き先のうちゴシック式大聖堂の見れるランスReimsに行くことにした。パリ北駅(東だったかな)へ行き自動発券機で切符を買おうと試みる。が、最後のクレジットカード認証が通らない。VISAマーク書いてあるのに通らない。前にもこういうことがあったので仕方なく窓口へ行って買う。「なんで自動発券機使えないの?」と聞くと「国際カードは使えない」とのこと。意味ねー。ところで窓口でReimsの発音をするときにeimの発音を間違っていたので「ハァ?」という顔をされた。。フランス語の鼻母音というやつは3種類あってカタカナで書くと「アン」「エン」「オン」が近い(「エン」はかなり無理があるけど)のだがReimsのeimは「エン」の発音。これを間違って「アン」で発音していた。あとでフランス人の友達に聞いたけど、頭にR、最後にSのついている3種類の鼻母音を使った全然違う意味の単語があるそうだ。ランスに行きたくて窓口で発音するときは気をつけましょう。「エン」の「エ」の音は英語のAの発音に近いかな。

 無事切符を買って1時間半ほど電車に揺られてランスへ到着。早起きだったのでここで睡眠補給。ランスについたのは10時過ぎ。快晴。大聖堂目指して街の大きな通りを歩いていくとちょうどレストランやカフェが開店準備をしている感じ。夜はにぎわいそう。町並みは普通で面白くはない。

10分か15分ほど歩くと左手に大聖堂が見えてくる。

でかいねー。最初は遠めに見えるので「思ってたより大きくないなぁ」と思ったけどこの日の夜パリのノートルダム大聖堂を見てやっぱりでかかったんだと思った。上の写真で下のほうに人が写っているのでどんな大きさか大体わかりますよね?今の姿は13世紀頃にできたそう。


中の写真

後姿

斜め前から

近くにあるoffice de tourismに行ってシャンパン工場の見学情報をもらう。ここランスはシャンパーニュ地方にあり、シャンパンの町なのです。でもお目当てにしていた工場の見学時間と帰りの電車の時間が合わないのであきらめることに。シャンパンがものすごく好きなわけでもないしね。

もう一つの聖堂、サン・レミバジリカ聖堂を見にまた歩く。この日は快晴でTシャツ一枚でもすたすた歩いていると汗が出てくるくらい。のどが渇いたしもうお昼なので手ごろそうなケバブ屋さんでお昼。すごいボリューム。

お腹いっぱいでまた歩き、サン・レミバジリカ聖堂へ到着。

さっきの大聖堂と違って観光客がほとんどいない(笑。でもそのおかげで中に入って落ち着くことができた。こういう大きい聖堂は行ったことがある人にはわかると思うけど、中に入るとひんやりして外の音が聞こえなくなるのですごく落ち着く。外が暑かったのでこのときは気持ちよかった。

聖堂の入り口が建物の横からになっていて、その入り口側のステンドグラスが黄色系なので日の光が柔らかくてきれいだった。

ここからまたひたすら駅まで歩いて戻る。結構遠い。最初に通ってきたメインストリートは少しずつ賑わい始めていた。16時辺りの電車に乗ってパリへ戻り、ホテルで少し休んでからまた出かける。

今回来る前に仕入れておいたジャズライブハウスの情報を元にその店を探す。見つけてみると過去に来たときにも気になっていた店だった。アペリティフタイムのビールが安かったのでここでまず一杯。今日は複数の知り合いづてでお知り合いになったフランス在住のよしこさんとディナーの約束があって待ち合わせがノートルダム前なのでそこまで歩く。

ノートルダム前は観光客で大賑わいだ。パリのノートルダムはランスの大聖堂を見た後だとちょっとずんぐりして見えた。ノートルダムの閉館時間を過ぎて人が減り始めた頃によしこさん登場。初めて会うのにお互い一発でわかった。よしこさんセレクトのレストランへ。

創作料理系のお店でフランスでは初めてのタイプのレストランだった。お店も新しく改装してあって東京のレストランみたい。ボリューム満点で値段も意外と手ごろ。よしこさんとは共通の知人がいたり共通点もあるので話題は尽きず楽しい一時でした。

その後お別れして先ほどアペリティフを飲んだライブハウスへ戻り、ライブを見て帰った。この日はアフリカンジャズで、メンバーの一人がアフリカ系の人だった。歌声がきれいで伸びがよいのがいいね。アメリカにいるアフリカ系黒人となんでこんなに声が違うんでしょう。

一日歩き回って眠いのでライブは途中で切り上げてホテルで就寝。